朝の時間活用
早寝早起きは三文の徳
早起きして仕事をしよう。というのもよく聞きます。
成功している人が、大概、早起きであることから、因果関係があることは間違いありません。
音楽CDを聞いてみると分かります。こんなことはないですか?
起きぬけに曲を聴くと非常に早く聞こえてしまうのに、同じ曲を夕方に聞くとゆっくりに聞こえてしまう。
寝起きなどで「頭の回転が遅いとき」というのは、相対的にまわりが早く動いていますので、音楽が早く聞こえてしまうのです。頭が冴えていれば、1秒間にいくつもの事柄を考えることが出来ますので、時間はゆっくり過ぎているように錯覚します。
私の場合、朝の時間は頭がすっきりしていて集中力も発揮しやすいので、難しい仕事をやり、午後はあまり重要でない仕事、頭を使わなくてよい仕事をするということをやっています。
プログラミングをするシステムエンジニアという仕事だったので、午前中に集中力のいるコーディング、午後はテストという様に分けて行っていました。
さらに、プロジェクトリーダーのときには、メンバーからの質問を受けていては仕事がいちいち中断してしまうので、午後1時に各自に私から聞きに行くというシステムを取っていました。
メンバーはそれまでに質問を書きため、頭の中を整理する必要があります。また、こちらから聞く形ですので、質問しにくい、面倒くさいということもなくなり、コミュニケーション上にもいい結果が出ました。
残業時に3時間考えても分からなかったバグが、翌朝に15分で解決できたりすることもよくありました。
朝の方が、頭が冴えていることが分かってしまえば、あとはそれを基準に仕事を組み立てればいいだけです。
意外にもこれを理解していない人は多いようです。
特に自分で勉強している人は、疲れ切った頭でやるよりも「早く寝て、翌朝やった方」が効果は高いはずです。
感覚的には、1.5倍から2倍くらいの効果があるのではないでしょうか。
毎日1時間、1年で365時間勉強するにしても、夜ではなく朝やれば730時間分の勉強ができるかもしれないのです。
また、朝ご飯を抜くなど、もっての外です。数々の実験結果で分かっている通り、朝ご飯は決して抜いてはいけません。
集中力や能力を高め、仕事の能率を上げてくれます。
朝ご飯を食べている子共と食べていない子供では、明らかに成績が違います。
これを知っていれば、賢明なあなたは子供に朝ご飯を必ず食べさせるはずです。
そして、もちろん自分も朝ご飯を食べるはずです。