脱・完璧主義
完璧主義はやらない言い訳
完璧主義の人は、なかなか成功できません。細かいところにまで目が行ってしまうからです。
パレートの法則でもあるように、80%までならば大抵は20%の時間で到達できてしまいます。
顧客が求めているものが80%レベルなのに、完璧主義が何倍もの時間をかけて100%にする必要はどこにもありません。
しかも、完璧主義がどんなに頑張っても、世の中に100%ということはないので、
実際は3倍の時間をかけて90%、95%とか、せいぜいそんなものでしょう。
完璧を求めること、完璧主義がどれほどむなしいことなのか、分かっていただけると思います。
そもそも世の中には、完璧などないのですから、完璧主義など幻想にすぎません。
「完璧ほど、低い基準はない」という言葉も覚えておいてください。
完璧主義を脱ぎ捨てることで、一気に数倍のスピードで仕事が可能になります。
また、完璧主義者はあれこれ考えて、「準備万端整わないと始められない」という要素も持ち合わせています。準備は大切ですが、これも完璧などありえません。ある程度の段階で見切り発車が必要になります。
完璧を求める人、完璧主義の人は、失敗を恐れる傾向にあります。失敗を恐れるあまり、情報を収集し、マニュアルを探し、完璧を求めます。
現代は情報過多の時代です。インターネットさえあれば大概の情報は収集できてしまいます。昔に比べ、失敗しにくい環境が出来てしまっています。完璧主義者にとって、お膳立てが出来てしまったわけです。
でも、現実はそう甘くありません。マニュアルにない出来事も起こりますから、完璧主義者は、どうしていいか分からずにパニックになってしまいます。なので、失敗を恐れず、まずやってみるという考え方が重要になってきます。