成功者は質素
質素でいい心構え
意外な話と思われるかもしれませんが、成功者は実は質素です。
遺産などではなく、自分で努力して億万長者になった人の95%が、1万円以下の時計を使っているそうです。
正確な時間が分かればいいので、高価なものを身につける必要がありません。
正確な時間を刻む時計なら、スーパーで1000円で売っています。
億万長者は、いつも高級スーツを着ているのかと思えば、こざっぱりしたカジュアルな服だったりします。
散財することに興味がなく、ビジネスに打ち込んできたからこそミリオネアになれたからです。
億万長者は「お金が好き」なので、無駄なお金を使いません。
収入は多いけど、使う方も多いタイプの人は「お金を使うことが好き」なので、高級な時計、高級な外車、
ブランド品で身を固めています。
お金は、お金が好きな人の所に集まります。
お金を無駄に使っている人の所に、お金は集まりません。
お金に嫌われたくなければ、無駄遣いはしないことです。
お金を使う時に、本当に必要なのかどうかを考えるべきです。
「モノ語り」と言う言葉があります。
ブランド品を持っていると、
「高級なものを持っているので、自分も高級になった気がする」
という人のことで「私は高級なのよ」と、世間にアピールしています。
「自分も高級な気がする」とは、単なる錯覚にすぎないのですが、これにハマると性質が悪い。
収入の多くの部分をブランド品につぎ込んでしまいます。
ちょっと収入が上がっても、その「モノ語り」思考がエスカレートしてしまい、
散財が止められなくなる人が非常に多いのです。
一気に大金持ちになったものの、いつの間にか自己破産していた有名人は、掃いて捨てるほどいます。
収入と同時に生活レベルも上げてしまうと、収入が下がったときに悲惨な目にあいます。
落ちぶれて破産するのは決まってこのタイプの人です。
では、なぜ「自分で成功した億万長者」は、散財しないのでしょうか?
必要以上に華美になっていない理由はなんでしょう。
もちろん、それなりのレストランで食事もするし、それなりの車にも乗っています。
億万長者なのにファミレスで食事ばかりとはいきません。
理由は簡単です。
「自分で成功している」
から。
つまり、自分自身に「自信」があるからです。
自分で自分の価値が分かっているからです。
「モノ語」っている人は、「自分の価値」を「自分で認められない」人なのです。
自分で「高級な人」と思いきれていないから「高級な人」だと見てほしいのです。
だからブランド品で身を固めます。
「自分には誇れるものが何もない」ことを自分がよく知っています。
「誰かに認めてほしい」
これは人間だれしもが持つ願望です。
東南アジアで現地の人に、片言の日本語で「あなたは他の人と違うね」と言われ、騙されてしまう人が多くいます。
「自分は他とは違う」「でも、誰も認めてくれない」
そう思っている人は、実に多いのです。だから簡単にだまされてしまうのでしょう。
「上司が俺を分かってくれないから給料が上がらない」
「日本の同年代の男達には私の良さが分からないのよ」
「自分が正しいのに誰も聞いてくれない。世の中が悪いんだ」
今すぐにこんな気持ちは捨てましょう。
ただ、何をするにも褒美があるとやる気が出ますね。
成功に向けて努力するには「ベンツを買うぞ」といった目標は大事だと思います。
使う当てのないお金も、意味があるとは言えません。
物欲は、ほどほどに。
くれぐれも目的と目標をはき違えないようにしてください。