先に与える
与えるのが先
先に与えれば幸せになれる。これもよく聞くことばですが、先に与えることの本質は、もっと深い所にあります。
「情けは人のためならず」といいますが、これは「他人に情けをかけてはいけない」という教えではなく
「他人ではなく、自分の為の情けなんだよ」「自分に返ってくるんだよ」という意味です。
身近なことわざからも「先に与えることで何かが返ってくる」という考え方が学べますので、本当に日本って凄い国だな、と思います。
間違って覚えていたら意味ありませんが……。
身も蓋もない話ですが、先に与えるとどうなるか、実験した人がいます。
したことはいたって簡単で、友人達の誕生日に、ばんばんプレゼントを贈って祝いました(先に与える)。
すると、自分の誕生日に、とてつもないサプライズパーティになって返ってきた、というものです。
もらったプレゼントと、先にあげたプレゼントの金額を比べてみると、倍以上の開きがありました。もちろん、もらった方が、金額が上です。
つまり、先に与えたために、数倍になって返ってきたわけです。
(それが欲しいものだったかどうかは、この際、考えないことにします)
この話では、「先にプレゼントをあげて、もっとプレゼントをもらう」という、わらしべ長者の様な話なのですが、先に与える効果の大きさを理解するのに充分ではないでしょうか。
「わらしべ長者」も、奥が深くて面白い話です。
先に与えることで、モノだけでなく人間関係でも大きなリターンが期待できます。
本来は損得抜きですべきですが、「騙された」と思って、先に与えてみてください。