人を憎んでいる人は幸せになれない
憎しみは自分と切り離せ
なぜかずっと不幸な人、幸せになれない人には、共通点があります。
幸せになれない人は、例外なく誰かを憎んでいます。程度の違いはあっても、です。
人を憎んでいては、決して幸せにはなれません。
誰かを憎んでいる人は、常に身体に力が入っていますので、心も憎しみに歪み、全身の筋肉が硬直してしまいます。
「許す」とは「緩む」という意味でもあり、
人を許すことが出来れば、体の緊張も緩み、幸せになれます。
「他人を許すと楽になる」とはよく聞くフレーズですが、我々凡人がそうそう簡単に他人を許せるはずがありません。
簡単に人を許せるくらいなら、苦労はないのです。
なので、まずは「許す」と声に出して言ってみましょう。
「許す」を口癖にするのです。
人前で「許す」を連発していると、かなり不遜に見えますので、ひとりのときだけです。
憎しみというと、もうひとつよくあるのは自分を許せない場合です。
これは最悪です。自分で自分を苦しめ、自分が嫌いになってしまいます。
「自分を許す」と叫んで、自分を許しましょう。
百回言えば何かが変わり始めます。
千回言えば明らかな変化が起こります。
万回言えば、考え方が変わります。
決して、自分を憎んではいけません。
最初は感情を込めなくてもかまいません。
とにかく自分の口で「許す」と言いましょう。
「許す」という言葉が耳から入ってくることが重要です。
自分に暗示をかける効果がありますので、必ず「声に出す」ことが重要です。
それでも許せない人。
どうにても憎んでしまう人。
自分を許せない、他人を許せない人は、どうすればいいのか?
幸せになれないのはイヤだ。でも憎い…。
そのときは、憎しみを一旦置きます。
自分の幸せのために、自分から憎しみを分離して、横に置いてください。
頭の中で憎しみを自分から剥がすところをイメージしてください。
憎しみを、無理して忘れなくてもいいのです。憎しみの炎を消さなくてもいいのです。
その憎しみの炎で自分が焦げ付かないよう、その火種を自分から下ろし、足元に置いてください。
自分のために、自分から剥がして置いてください。
自分の中に「憎しみの火種がない」と感じられるだけで、身体は緩みだします。忘れないで下さい。
自分のために「憎しみを離す」のです。
憎しみを忘れる必要はありません。
憎しみを置かなければ、幸せになれないかもしれません。